要約
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寝酒は入眠を促すが、睡眠の質を悪化させる
睡眠3〜4時間前までの飲酒を推奨
2ドリンクまで・・・ガマンがまん!
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お酒は仲間との楽しい時間を作り出す魔法の薬ですよね。美味しい食事と美味しい日本酒?ワイン?やっぱりビール、最高ですね!実は私はお酒が飲めないのですが最近はノンアルコール飲料が多く、自分もお酒の席を満喫させていただいております。
アルコールには催眠作用があり、脳に作用して神経の活動を抑制して眠気を感じさせます。寝つきが一時的に良くなるのはこのためですね。しかしながら眠りの質は悪化すると言われています。アルコールのより深いノンレム睡眠(N3:N1~3の睡眠レベルが存在します)が不足し、レム睡眠も減少します。またアルコールの利尿作用により夜間尿の増加で中途覚醒を引き起こします。さらにアルコールに分解産物であるアセトアルデヒドにより覚醒作用や交感神経の刺激が生じることも中途覚醒の原因と言われています。
アルコールには舌や咽頭喉頭(のど)の筋肉の弛緩作用、咽頭喉頭(上気道)粘膜をムクませる作用により、睡眠時無呼吸の原因となります。お酒を飲んで眠っている同僚や彼氏彼女をじっくり観察してみてください。いつも存在しないイビキをかいていませんか?
あれっ・・・息が止まっている人も・・?
それ、睡眠時無呼吸症候群の入口かもしれませんよ!

結論、お酒は夕食の時間までとすることが睡眠にとっては重要です。これはアルコールが代謝されるまでに3〜4時間必要であることが理由です。そのため0時に床に入る方は20〜21時までに飲酒を終わらせる必要があります。お酒が大好きな方には物足りないかもしれませんが、睡眠オタクの私にとっては当然のお願いとなります。また、お酒の量もアルコール20g(ビール500mlやワイン2杯程度)にとどめることが大切です。
そうは言っても・・と思われているお酒好きのあなた、わかります・わかっています。そんな方々は週に1回ぐらいはご褒美DAY、満足いくまで夜に楽しいお酒を満喫することも容認します。ただその日の睡眠は不十分となることを覚悟してくださいね!
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